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脳が正常でも頭痛になる4つの原因


あなたは頭が痛くなり、お医者さんに行って薬をもらったものの痛みが続いている、薬をやめると痛みがでてくる、頭痛が強くて何をするにも集中できない、このようにいつまでも治らない痛みに悩んでいるのではないでしょうか。


頭痛



通常、頭痛の多くは脳の血管が原因で起こります。いわゆる片頭痛と呼ばれているものです。寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激などが片頭痛の誘因とされています。

女性ホルモンが関係していることもあり、男性よりは女性のほうが圧倒的に多いようです。そういえば周りを見渡してみても、女性のほうが頭痛持ちは多いですね。

また心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こりやすくなる方も多いです。せっかくの休みに頭痛なんていやですよね。


実は脳が原因でなくても頭が痛むことがあります。

いわゆる緊張性頭痛というもので、頭の横の筋肉や肩や首の筋肉が緊張して、こってくることによって引き起こされます。筋肉がこることにより、血流が悪くなり筋肉内に老廃物がたまってしまい、その周辺に存在する神経が刺激されて痛みが起こります。

緊張性頭痛を引き起こすのは、精神的身体的なストレスが要因になっていることが多く、パソコン作業で長時間の同一姿勢をとり続ける人に多く見られます。まさに現代病ともいえるでしょう。

また心の病である「うつ病」のような病気が要因となる緊張性頭痛もあり、片頭痛を併せ持つ人もいます。いろいろなことが複合的に絡んでいるのが頭痛の特徴で、なかなか原因を特定できないので病院でも治療も痛み止めの薬という対症療法になりがちです。

この記事では筋肉が原因となる緊張性頭痛に多くみられるタイプと、その対処法を紹介します。

目次

1.緊張性頭痛を引き起こす4つの原因

  1. 肩こりからくる頭痛

  2. 首コリからくる頭痛

  3. 天候による頭痛

  4. 歯のかみ合わせからくる頭痛

2.肩こりからくる頭痛

  • どんな症状??

  • なぜ起こるの??

  • 対処法

3.首コリからくる頭痛

  • どんな症状??

  • なぜ起こるの??

  • 対処法

4.天候による頭痛

  • どんな症状?

  • なぜ起こるの?

  • 対処法

5.歯のかみ合わせによる頭痛

  • どんな症状?

  • なぜ起こるの?

  • 対処法

6.まとめ


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緊張性頭痛を引き起こす原因となるのは主に以下の4つです。

  1. 肩こりからくる頭痛

  2. 首こりからくる頭痛

  3. 天候による頭痛

  4. 歯のかみ合わせからくる頭痛

天候の変化で頭痛になる方は多くなんとなくイメージもつきやすいのですが、肩こりや首こりからくる頭痛は意外と想像もつきません。また、歯のかみ合わせからくる頭痛にいたっては全く聞いたこともない方も多いです。

それぞれの原因や対処法を見ていきましょう。



頭の後ろからてっぺんあたりがズキズキと痛みます。「肩こり頭痛」や「筋収縮性頭痛」とも呼ばれる場合もあります。

頭を締めつけられるような頭痛がコンスタントに続きます。

今まで私が聞いた症状の表現だと

  • 「頭をマンリキで締め付けられるような感じ」

  • 「悟空の輪っかをはめられた感じ」

  • 「サイズの小さいヘルメットで締め付けられているような圧迫感」

  • 「小学校の時のはちまきをかなりきつく巻いたような感じ」

のように表現される方が多かったです。後頭部から首筋ぐらいまでによく起こりやすく、片側だけが痛むのではなく、両方とか頭の全体が痛いように感じる方が多いです。

この症状が悪化していくと、たまに感じていた頭痛の間隔がだんだんと頻発するようになり、その後は慢性的な頭痛へと移行します。こうなってしまうとなかなか治りにくくなってしまいます。

また、頭痛のほかにも吐き気や倦怠感を感じる方も多くいます。


これはもうかんたんで、長時間の不良姿勢や同一姿勢が原因です。要するに姿勢が悪いということになります。

特に肩こりを引き起こす姿勢は前傾姿勢です。頭が前に傾いている状態のことですね。

日々の姿勢が悪いと、肩周辺の血流が悪くなります。肩こりはまず血流が悪くなることで起こります。悪くなった箇所にかたまりのようなものができ、それがいわゆるコリと呼ばれるものです。

ではコリが出現するとなぜ頭痛になるのでしょう?


脳の栄養は糖分(ブドウ糖)と酸素の二つです。この中で糖分は普通に生きていれば摂りすぎなぐらい摂れています。脳の栄養である炭水化物抜きのダイエットはストイックにやりすぎると脳によくないのがわかりますね。

さて、問題は酸素です。酸素なんてなかなか意識的に深呼吸をしたりしないと積極的に摂取できません。猫背の方は前傾姿勢になるのでそれだけで既に酸素をとりこみにくい姿勢になっています。

話しは少し変わりますが、あくびがよくでるのは酸素不足だと言われています。

詳しくはコチラの記事をお読みください。

さて、この酸素不足に肩こりが加わるとどうなるでしょう?

本来筋肉というのは柔軟性が高くかんたんに伸び縮みができます。筋肉はポンプ作用もありますから、酸素も筋肉の働きによって脳に送られていきます。

ですが、肩こりがきつい人は脳に酸素を送るポンプ作用である筋肉がかたまっているので、正常な人に比べると少量の酸素しか脳にいきません。ですが体は動いてるので酸素はどんどん消費されていきます。こうなることで脳が酸欠状態になります。

脳が酸欠状態になるといわゆる脳のオーバーヒート状態になります。栄養が足りないので当然ですね。そうなると頭がボーっとしてしまって頭痛になるということです。

昔であれば内職や縫製の仕事などで前傾の姿勢が多かったのですが、現代での前傾姿勢代表といえばパソコン作業です。

ほかにも子育て中のお母さんやお父さんにもよく起こります。子育て中だと子どもを抱きかかえながらいろいろな作業をする方が多く、どうしても肩への負担が増えてきます。子どもが小さいうちはまだいいのですが、段々と大きくなり体重も増えてくると肩へのダメージも当然増えてきます。そうなるとますます脳に酸素がいかなくなります。

当院でもこのような患者さんが多いです。


肩というのは頭を支える場所でもあるために、常に使われているような状態になります。頭の角度がうまいこと垂直に向いていて、適正な場所にのっかっているとそれほどの負荷にはなりません。ですが前傾姿勢が基本の方は適正な重さの何倍もの重さが首や肩にかかってきます。それが原因で肩こりがひどくなってくると、その部分が熱をもってきます。

熱をもつとどうなるでしょう?

熱は基本的に上にあがっていきます。昔のお風呂のお湯の下の方は冷たくて、上のほうは温かいアレです。

肩こりで産生された熱は、そう自分の頭の中に入ってきます。熱が頭蓋骨の中に充満するとどうなるでしょう?物質は温めると膨張します。あなたの頭の中で肩こりによって作られた熱が膨張しているのです。その膨張が頭蓋骨を中から押します。このようなことで頭痛が起こります。


取り急ぎであれば頭痛薬の薬に頼るのもいいですが、副作用もあるため推奨はあまりできません。

肩のストレッチとかんたんなツボ押しで対応しましょう。

また、脳の酸欠状態の時は深呼吸がとんでもなく効果的です。

熱膨張の場合は首を冷やすのも良いです。



肩のストレッチ

<愛を込めて花束を>

グーっと前に両手を合わせてもっていきましょう。肩甲骨の内側が伸びていきます。伸びきった状態で20秒程度キープしましょう。もちろん呼吸は止めずに。


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頭の後ろのツボを押して刺激していきます。何個かツボがありますが、この中でもよく効くのが風池・天柱・完骨の3つです。ツボは押し方や押す方向も重要になってくるので、本格的にご自身で学びたい方は、鍼灸師などにきくと良いでしょう。

根治を目指すのであれば、普段の姿勢に気を付けましょう。理由は肩こりが原因、そしてその肩こりは姿勢が原因だからです。「アンタ猫背だね」というようなことをよく人に言われる方は要注意です。「なんか姿勢よくなったね!」「なんか背のびた??」と言われればしめたものです。そうなれば肩こりや頭痛からもオサラバです。



肩こりからくる頭痛とほぼ同じです。首がこることによって熱膨張や脳の酸欠状態が起こります。


これも肩こりとほぼ同じです。ただ最近は肩こりが原因というよりは、こちらの首こりが原因の方のほうが増えているような気がします。原因はおそらくスマートフォンの普及にあると考えています。スマホを四六時中不良姿勢で使うのは頭痛を引き起こします。


これも基本的には姿勢が原因なので普段の生活での心がけが一番の治療ですが、今すぐにこの頭痛をどうにかしたい!という時にはやはりストレッチとツボ押しが有効です。



首のストレッチ

<首筋ピリピリ>

自分のあごを左の鎖骨の上に乗せましょう。そのまま左手で頭の上を通して右耳の後ろらへんを持ちます。そこから左下の方向へ自分の左手でグーっと伸ばしていきます。その状態で20秒ぐらいです。終わったら反対側もやりましょう。

首筋がすごーく伸びます。ピリピリとした痛みがでてくるまでやる必要はありません。